2017年7月24日に新しいクレジットカードが登場しました。その名もインヴァストカード。インヴァスト証券の提携カードで発行はジャックス。
このカードの特徴を一言でいうとクレジットカードのポイントで投資の世界を経験できるということです。
では、その「インヴァストカード」をこれから解説していきたいと思います。
「インヴァストカード」のメリット
「インヴァストカード」のメリット。
それは、貯めたポイントが投資信託に自動的に投入され、ほったらかしで投資の世界を体験できるということ。
忙しい会社員の方で、投資の世界には興味あるけどなかなか時間がないという方にぴったり!
「インヴァストカード」を普段使いのカードにすれば、どんどん投資信託に資金が流れ、ポイントを失効させる心配もない、その点がインヴァストカードのメリットです。
年2~3回ポイント還元率が1.5%になるキャンペーンがある!
2018年7月から還元率が1.5%になるキャンペーンがはじまりました。キャンペーン期間中、指定された日に「インヴァストカード」を利用すれば通常のポイント還元率が1%のところ1.5%になります!
還元率1.5%というのは、クレジットカードでは高還元率になる領域ですので、指定日にインヴァストカードを利用すれば投資信託に投入されるポイントが1.5倍になります。
期間 | キャンペーン名 | 還元率 |
2018/7~8 | インヴァストカード夏休みポイント還元率アップキャンペーン | 1.5% |
2018/12 | インヴァストカードポイントアップキャンペーン | 1.5% |
「インヴァストカード」の年会費は年1度の利用で無料!
年会費実質無料です。
初年度無料、次年度以降1250円(税抜)ですが、前年に一度でもカード利用があれば翌年は無料です。
「インヴァストカード」はETC年会費・家族カードも無料!
ETCカードの発行手数料・年会費は無料、家族カードの年会費も実質無料です。
ETC発行手数料無料・年会費無料カードって意外と少ないのでこの点はメリットだと思います。
車で頻繁に高速に乗られる方は、ETCに「インヴァストカード」を挿してガンガン使用すれば利用額の1%が投資信託に投入されるのでいいかもしれません。
また、家族カードも無料でしたら作りやすいですよね(初年度無料、2年目以降1回の使用で無料)。
家族カードは3枚まで作れます。
家族にたくさん使ってもらい、貯まったたくさんのポイントを投信積立に流し込むのもありだと思います。
「J’s コンシェル」優待サービスでnanacoギフトを1%引きで購入できる!
「インヴァストカード」を含め「株式会社ジャックス」のクレジットカードをまだ1枚も持ってないという方は、「インヴァストカード」を手に入れることによって、無料で利用できる優待サービス「J’s コンシェル」を利用することができます。
「J’s コンシェル」には豊富な優待サービスがありますが、中でも特に注目なのは、「nanacoギフト」が1%引きで購入できる特典です。
「J’s コンシェル」の「nanacoギフト」は、毎月33枚まで購入でき、支払方法は「銀行振込/ロッピー」での支払いになります。
毎回コードを入力するのが面倒ですが、「nanaco」で税金、公共料金の支払いを行っている人は「nanaco」が1%引きになるのでお得です。
ちなみに、「kiigo」というサイトでも「nanaco」ギフトをクレジットカードで購入できます。
「J’s コンシェル」と「kiigo」の両方をうまく使っていきたいところです。
関連記事:kiigoで楽天カードnanacoチャージがなんと還元率20%!ヤフーカードも10%!
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「インヴァストカード」のデメリット
ジャックスのポイントアップモールでのポイントは投資信託に投入されない
ジャックスのポイントアップモール「JACCS」モール経由で他のサイトで買い物をすればボーナスポイントが付与され、基本還元率1%を含めた合計還元率は1.5%以上になりますが、このボーナスポイント部分はジャックス独自のシステム「Jデポ」として、カード利用金額から値引きされます。
「JACCS」モールで手に入れたポイントは積立投信にまわされるわけではないのでご注意を。
「インヴァストカード」からの電子マネーチャージでポイントが貯まるのは交通系「suica」「SMARTICOCA」だけ 「nanaco」はチャージできてもポイントが貯まらない
「インヴァストカード」の電子マネーチャージについては、JACCSの公式サイトに少し記載されています。
※以下のご利用は、ポイント付与対象外となります。
・nanaco、Edyのチャージ代金
・カード年会費
・キャッシングサービスのご利用代金
この記載から読み取れるのは、「インヴァストカード」は「nanaco」や「Edy」にはチャージはできるけどもポイントは貯まらないということですね。
ポイントが貯まらないチャージは意味がありません。
交通系のモバイル「suica」や「SMARTICOCA」だけにはチャージもできてポイントが貯まります。
他のJACCSカードが「suica」「SMARTICOCA」でポイントが貯まるので、「インヴァストカード」も同様に可能だと思います。
「waon」はイオン系カードじゃないと不可能です。
nanaco | Edy | suica | SMARTICOCA | waon |
△ | △ | 〇 | 〇 | ✕ |
〇・・・チャージできてポイントも貯まる
△・・・チャージできるけどポイントは貯まらない
×・・・チャージできない
電子マネーチャージが交通系にしかできないというところはデメリットとまでは言えないと思いますが、不便なのはだいたいこんなところです。
「インヴァストカード」のポイント還元率は?
「インヴァストカード」のポイント基本還元率は1%。
上のでも申し上げたように、夏休みのキャンペーン時は1.5%になります。
獲得したポイントは自動でETF(Exchange Traded Fund 上場投資信託)に積立投資されます。
この自動で積立投資されるシステムのメリットは、「積立投資」そのものよりもポイントの失効がないところにあると思います。
クレジットカードでポイントを貯めている時に、そのポイントには有効期限があって、うっかりその有効期限を迎えてしまってポイントを失効したという出来事を経験された方も中にはいると思います。
ポイントが毎月自動で投資積立にまわされるのならポイント失効の心配はなくなるので、これはいいシステムだと思います。
売買手数料は無料ですが、ETFを購入し保有している間に若干の手数料がかかります。
当初は年間「1.2%+libor」のでしたが、競争力を高めるため2018年に入って「0.9%+libor」まで手数料を下げてきました。(liborはだいたい0.02~0.03%)
インデックス投信(約0.5%)より高め、有名のロボアドバイザーの「ウェルスナビ」(約1%)と同じ水準ですね。
10000ポイント投入したら、年に約92~93円手数料がかかる感じです。
そんなたいした額のコストではないですね。
投資スタイルについて
積立投資はアグレッシブ型、バランス型、パッシプ型の3タイプから選ぶことができ、自分好みの投資が行えます。
「マネーハッチ」に初めてログインしてどんな感じなのかチェックしてみましたが、現在8つの投資スタイルが設定されています。
でも最初は、ロックが外れてるのはバランス重視の「世界株ETF自動売買」(レバレッジなし)の1つだけです。
最初はこの投資スタイルで実績を積み重ねていって、一定の条件をクリアすると他の投資スタイルも選択できるようになります。
「世界株ETF自動売買」(レバレッジなし) | 年平均リターン4.32% |
の他にどんな投資スタイルがあるかと言いますと、
バランス重視(積立金額1万円で開放)
「世界株ETF自動売買」(レバレッジ1.5倍) | 年平均リターン7.04% |
リターン重視(積立金額1万円で開放)
日経225ETF自動売買(レバレッジなし) | 年平均リターン6.74% |
日経225ETF自動売買(1.2倍) | 年平均リターン8.45% |
S&P500ETF自動売買(レバレッジなし) | 年平均リターン3.99% |
S&P500ETF自動売買(レバレッジ1.2倍) | 年平均リターン5.04% |
リスク重視(積立金額10万円で開放)
高利回り社債ETF自動売買(レバレッジなし) | 年平均リターン1.24% |
高利回り社債ETF自動売買(レバレッジ2倍) | 年平均リターン2.63% |
「リスク重視」タイプは、社債を購入する安全運用、
「バランス重視」は全世界ETF、
「リターン重視」は日本と米国のETFを購入するような形になってます。
レバレッジは最大でも全世界ETFの1.5倍が最高で、全体的にあまりリスクをかけられない形となっています。
自分で自由に投資コースを選択でき、いつでも変更可能なので、「マネーハッチ」はロボアドバイザーに限りなく近いサービスであると言えます。
パフォーマンスを見ると、バランス型の「全世界ETF」と、リターン重視の「日経225ETF」の年平均リターン率が高いので、株価上昇時はこの2つのどちらかを選び、
株価下落時は「社債ETF」を選ぶのがよさそうです。
「インヴァストカード」利用には「インヴァスト証券」の口座開設が必要
「インヴァストカード」を申込むには、その前にポイントの投資先となる「インヴァスト証券」の「トライオートETF」の口座開設が必要になります。
ポイントが自動で投入される「マネーハッチ」というシステムは「トライオートETF」の仕組みを利用しているので、大元となる「トライオートETF」の口座開設を申し込まなければなりません。
「トライオートETF」はFX口座のようなものなので、クレジットカードの申込とは違います。
そのため、申し込む際に「マイナンバーカード」の入力と画像のアップロードが必要ですので準備しておいてください。
無事「トライオートETF」口座が開設できれば、ログインしたその先に「インヴァストカード」の申込ボタンがあります。
それをクリックしてやっと「インヴァストカード」が申し込めるようになります。
時間はどれくらいかかるかというと、「トライオートETF」で約3日間、「インヴァストカード」申込から到着まで約2,3週間と少し時間がかかる感じです。
「インヴァストカード」はこんな方におすすめ!
仕事が忙しく、なかなか自由な時間がとれないという方におすすめです。
仕事が忙しいとクレジットカードの還元率を追い求める時間もないと思います。
その点「インヴァストカード」は、基本還元率も平均以上の1%ですし、忙しくてクレジットカード関連のことにまで気がまわらない時でも、ポイントを失効することなく自動的に投信積立に投入されますので、「クレジットカード・ポイント」関連に余計な気を遣う必要がなります。
ほったらかしで、そこそこの還元率
というのかこのカードの特徴です。
また、投資経験がない方でも、ひとまずポイントを投資に充てることによって、投資の世界に入り込むことができます。
ポイントの原資だけで大きく利益を出せるというわけではないのですが、これから投資の世界に身を投じる1つのきっかけとして「インヴァストカード」を手に入れ、それが結果的に投資の知識を深め、将来的に他の投資対象への興味につながっていくかもしれません。
もちろん、「インヴァストカード」のポイントが自動投入される「マネーハッチ」も口座引き落としで、自分の貯金からいくらでも資金を投入することも可能なので、「マネーハッチ」で本格的な投資も可能となります。
「インヴァストカード」のポイント運用結果を大公開!
私は2017年10月に「インヴァストカード」を手に入れ、ポイント運用を開始しました。
インヴァストカードを使った金額が合計1254400円。
その結果、12544円が「マネーハッチ」に投入されました。
ただ、私はポイント投資だけでなく、毎月1万円ずつ積み立て投資しています。
積立を始めた理由は、
ポイントだけでは金額が大きく動かなくてつまらないのと、
ささやかな貯蓄目的、
あとは残高が10万円を超えないと、株価が将来下落トレンドに入った時に安全な社債コースを選べず、資産を守ることができないからです。
2018年は株価は上昇トレンドなので、「日経225ETF自動売買レバレッジ1.2倍」で攻めの姿勢をとっています。
約18か月間運用して+117円の増加です!
投資スタイルは「日経225ETF自動売買1.2倍」を選択しましたが、みなさんご存知かどうかわかりませんが、2018年10月から12月末にかけて、日経平均株価が24000円から19500円に一気に4500円も下落しました。
その結果、私の「インヴァストカード+積立投資」も大きく影響を受け、2018年の年末は-28000円まで資産が目減りしてしまいました。。。
でも今は、日経平均株価がある程度回復したのと、毎月1万円ずつ積み立てたドルコスト平均法の効果により、2019年4月末の日経平均株価はまだ22300円と去年の秋の水準の23000円には回復していないものの、私の「インヴァストカード+積立投資」はプラスに転じました。
黙っていても損失を回復できたから良かったものの、下落が始まった時に投資スタイルを社債にスイッチしておけば、損失をもっと抑えられたはずです。
今回の出来事を教訓として、せっかく「インヴァストカード+積立投資」の「マネーハッチ」が簡単に投資スタイルを切り替えることができる機能を持っているわけですから、株価⇔社債を上手く切り替えて、株価下落の局面でもうまく切り抜けていきたいところです。
このように、投資を経験することによって少しずつ投資の知識が身についていくわけですね!
「インヴァストカード」の入会申込時やカード到着時の注意点
「インヴァストカード」申込からカード到着まで何日かかるの?
「インヴァストカード」を使って貯まったポイントは「マネーハッチ」という積立ツールによって運用されるのですが、買い付けに関しては「トライオートETF」という自動売買ツールを使って売買されます。
「トライオートETF」の中に「マネーハッチ」が存在する形です。
なので、まずしなければならないのは「トライオートETF」の口座開設です。
「インヴァスト証券」に口座開設手続きをすると「トライオートETF」の口座開設がなされ、後日IDとパスワードが記載された郵便物が届きます。
郵便物が届いたら「トライオートETF」にログインし、「トライオートETF」のページから「マネーハッチ」にログインし、そこから「インヴァストカード」を申し込むという流れになります。
「インヴァストカード」の利用者も含め「マネーハッチ」は開始2カ月で5000人を突破!「インヴァストカード」は「マネーハッチ」利用者数の増加に大きく貢献し、非常に好評を得ているカードです!
参照:「マネーハッチ」の利用者数、開始2ヶ月で5,000人を突破<元手資金ゼロからはじめる世界初の資産運用>(PR TIME)
私が「インヴァスト証券」に口座開設をして、クレジットカードの「インヴァストカード」が自宅に届くまでどれくらいの日数がかかったのかというと、
インヴァスト証券口座開設申込 10月11日(水) 午後3時
「トライオートETF」口座開設完了通知 10月12日(木)午後8時
「インヴァスト証券」から郵便物が届く 10月14日(土)
「トライオートETF」にログインし、「マネーハッチ」から「インヴァストカード」申込 10月15日(日)午後1時
「インヴァストカード」審査通過のメール 10月17日(火)午後1時
「インヴァストカード」到着 10月21日
「インヴァストカード」カード申込から到着までは6日間と短い期間でしたが、その前の「インヴァスト証券」の「トライオートETF」口座開設申込の時期を含めると、申込から到着まで10日間かかったことになります。
「インヴァストカード」の審査難易度は?
私にとって、JACCSのカードは初めての申込でしたが、それほど難しくはないかなと感じました。
実は、ここ1か月で6枚のカードに多重申込をしていて、「インヴァストカード」は4枚目の申込だったのですが、JACCSは多重申込にはやや厳しいとは聞いてはいましたが、それでも審査に通りました。
私は信用情報(クレジットヒストリー)は良好なのですが、自営業という会社員の半分の信用力しかない属性で、しかも多重申込でしたので審査に通るかどうか少し心配でしたが、それでも審査に通りましたので、そんなに厳しくないという印象でした。
ただ、「インヴァストカード」の申込時にキャッシング枠を必ず設定しなければいけないのはちょっと気になりましたね。
ショッピング枠60万(内キャッシング枠50万)
ショッピング枠40万(内キャッシング枠30万)
のどちらかしか選べないという仕組みになっていて、他のクレジットカードの申込のように自分でキャッシング枠を0円にすることはできなくなっています。
「イオンカード」のような銀行系のカードを除いてキャッシング枠が付くということは貸金業法の対象となりますので、若干審査が厳しくなると言われています。
この点を考えると、低属性の方は審査に通らないような感じもします。
「インヴァストカードの枠」を100万円に広げることも可能
2017年12月15日より、「インヴァストカード」のショッピング限度額が100万円(内キャッシング枠60万)に変更可能になりました。
ショッピング枠60万円では足りないという方にはより利用しやすくなりました。
5000円のキャッシュバックは郵送で申し込まないとダメ!
「インヴァストカード」入会キャンペーンの中に、10万円以上カード利用で5000円のJデポ(キャッシュバック)されるというものがありますが、このキャンペーンは郵送で申し込まないとキャッシュバックが適用されません!
カードの入った封筒が届いても、中の書類まで確認しない方は結構いると思います。JACCS系のカードでは、届いた書類の中身を確認せずに捨てたりしてしまうとキャッシュバックを受けることができませんのでそこは注意しましょう。
届いた封筒の中に↓こんな↓応募用紙が入ってますので、それに記入して自分で封筒に入れて送る形になります。
3万・5万・10万の条件をクリアした方は必ず郵送で送るようにしましょう!
「インヴァストカード」キャンペーン
繰り返しになりますが、インヴァストカード入会キャンペーン実施中です。
口座開設+カード発行で1000円 利用登録で7700円 最大8700円プレゼント!
口座開設+カード発行の1000円は投信積立(マネーハッチ)に自動投資!
残りの7700円は「Jデポ」でカード利用代金から値引きされます。
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